東京大学大学院農学生命科学研究科 川崎賢太郎 担当『数量経済分析』(2026 S1)の講義ノートを、 日本語訳とビジネス図解で読み解くポータル。OLS から操作変数法・パネルデータ・離散選択モデル・処置効果(プログラム評価)・ 実験経済学・CGE まで、計量経済学の理論と実践を全 20 章で体系化する。
本講義ノートは、計量経済学を 5 つのパート で体系化する。確率・統計・行列の言語を整えたうえで、 線形回帰(OLS)を出発点に、推定を歪める「内生性」をいかに克服するか(操作変数・パネル・連立方程式)、 被説明変数が連続でない場合のモデル(離散選択・制限従属変数)、そして因果効果そのものを測る方法(処置効果・実験・CGE)へ進む。
確率・統計・行列代数。回帰を読むための数学的下地を整える。
最小二乗法の係数・分布・検定・実務、そして不均一分散への対処。
推定を歪める内生性を、操作変数・パネル・連立方程式で克服する。
二値・多項選択・カウント・順序・標本選択と、モデル選択の作法。
処置効果(RCT・DID・RDD・SC)、実験経済学、応用一般均衡(CGE)。
各カードをクリックすると個別の図解ページへ遷移する。全 20 章を公開済み。
なぜ計量経済学が必要か。相関と因果の違い、回帰モデルの基本式と用語、データ構造とデータソース、推薦文献。
図解を読む期待値・分散・共分散、条件付き期待値、正規分布。回帰理論で前提となる確率の言語を整理する。
図解を読む推定量の性質、漸近(大標本)理論、仮説検定の基本的な考え方。推定と検定の土台を固める。
図解を読むベクトル・行列の演算、逆行列、計量経済学で頻出する \(X'X\)・\(X'u\) の表現。OLS を行列で書く準備。
図解を読む残差二乗和の最小化から正規方程式へ。OLS推定量を行列で導出し、OLS.1〜4 の仮定を明確にする。
図解を読む推定量の分散共分散行列、t統計量とp値、第一種・第二種の誤り、そして一致性。推定から検定へ。
図解を読むダミー変数、対数変換、Cobb-Douglas など重要な関数形。解釈と使い分けの実務を押さえる。
図解を読む不均一分散・系列相関への対処。GLS、頑健標準誤差、クラスター標準誤差、空間相関。
図解を読む欠落変数バイアス、逆の因果、測定誤差、パラメータの異質性。OLSが破綻する根本要因を整理。
図解を読む2SLSによる識別、操作変数の条件、弱操作変数問題、需要・供給の同時方程式の推定。
図解を読む固定効果・変量効果による時間不変の未観測要因の制御。動学パネルの注意点。
図解を読む同時方程式モデルの内生性、3SLS、GMM による体系の同時推定。
図解を読むプロビット・ロジット、限界効果(PE・APE)、最尤推定、二値モデルにおける内生性。
図解を読む多項・条件付きロジット、IIA、混合ロジット、仮想評価法と支払意思額(WTP)。
図解を読むカウントデータ(ポアソン・負の二項)と順序モデル(ordered probit/logit)。
図解を読む標本選択バイアスとヘックマンの2段階推定、一段階法との比較。
図解を読むネスト/非ネストモデルの検定、エンコンパッシング原理、情報量規準。
図解を読む原シラバス(原典 P.1–2)の記載を要約せず掲載する。
計量経済学の理論と実践への入門。実験経済学やCGEモデリングといった他の数量的手法も扱う。講義は英語と日本語で行われる。教科書は指定なし(複数の教科書を併読することを推奨)。
サマリーノート(60%)+ 期末試験(40%)。
| A | ≥ 80 |
| B | ≥ 65 |
| C | ≥ 50 |
| D(不可) | < 50 |
上位者には A+ あり。サマリーノートは UTOL に提出(A:自分のノート / B:講義ノートに重要点をハイライト・加筆)。
本ポータルは、川崎先生の原講義ノートを 要約せず、本文の論理展開・脚注・参考文献・数式・事例をそのまま日本語に訳して図解構造へ載せることを目指している。原文の数式記法は保ち、MathJax で組版する。
各章ページには「原文」ブロックと「先生の補足(Professor Note)」を設け、訳文・図解と原文を視覚的に区別する。テキストとして抽出できない図表・グラフは、内容を 創作で補わず、原典の該当ページを参照する旨を明記する。
姉妹ポータル「農業経営学」(木南章 教授)「農政学」(安藤光義 教授)と同じコンポーネント設計を採用するが、カラーパレットは計量経済学固有の Quantitative Indigo に統一している。